2017年2月25日土曜日

仮面うつ病

昭和から平成に代わった頃だったと思いますが、「仮面うつ病」というのが話題となったことがあります。なぜか最近はあまり聞かない気がしますが、今でもあるんです。「仮面」というと変態的な性癖を想像する人もいるようですが、それとは違います。

仮面うつ病とは、他の症状によって、うつ病本来の症状が見えにくくなっているうつ病のことを言います。つまり、身体症状という仮面によって精神症状がわかりにくいうつ病のことです。多くは不定愁訴の症状を訴えることが多いのですが、強迫性障害、ノイローゼ、解離性障害、不安神経症、健忘症候群など、他の精神疾患の症状を訴えることもあります。


うつ病の原因は、ストレスや環境と一般には思われていますが、遺伝・体質・考え方などが原因の場合もあります。ストレスなどは自分とは違うところに原因がありますが、遺伝などは自分の内面に原因があります。性格として、

・規律や秩序を守ろうとする考え方
・責任感が強い完璧主義者
・人との衝突を避けたい性格

このような、「自分に厳しい」人が仮面うつ病にかかりやすいです。例えば、腹痛の場合は普通は内科に行きますので、触診から胃カメラまで検査をしても、異常が見られないことがあります。医師は、悪いところはありませんとか「自律神経失調症」とかの病名をつけたりしてしまいます。


親切な医師なら、心療内科や精神科に紹介状を書いてくれるのでしょうが、「精神科へ行って下さい」と言って紹介状も書いてくれない医師も多いです。仮面うつ病の場合は、自分がうつ病であることを否定したい人が多いため、紹介状があればともかくも、大抵は精神科には行きません。そうしてだんだんと症状が重くなって行き、本格的にうつ病の症状が現れます。

仮面うつ病はうつ病の初期段階であることが多いため、ここで治療をしておけば治りやすくなります。身体の調子が悪いが内科では病気が見つからない場合は、内科医を「籔医者」扱いするのもいいですが、念のため心療内科か精神科にかかるのもいいかも知れませんね。

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