2017年2月13日月曜日

カフェイン

お茶やコーヒーなど好きな人は多いです。私もコーヒーが好きで毎日ガブガブ飲んでいます。コーヒーの中には「カフェイン」という物資が含まれています。というより、コーヒーから抽出されたため「カフェイン」と名付けられたそうです。実はこの「カフェイン」について知らない人が結構多いのです。
カフェインは「アルカノイド」です。アルカノイドは主に植物が生成する窒素化合物です。よく知られているものに、モルヒネ・コカイン・ニコチン・ストリキニーネ・アコニチン(トリカブト)・カプサイシンなどがあります。麻薬・覚せい剤・推理小説に出てくる毒薬などが多いように、多くのアルカロイドは毒性があります。毒性とは、使いようによっては薬にもなるということで、実際に多くの薬としてアルカロイドは使われています。

カフェインは、興奮作用を持つ精神刺激薬です。覚醒作用、解熱鎮痛作用、集中力増強、強心作用、利尿作用、リラックス効果、運動との組み合わせでダイエット効果などがあり、風邪薬や鎮痛薬、ダイエットサプリなどに使われています。


上記のように、コーヒー飲料、緑茶、ウーロン茶、紅茶、ココア、コーラや栄養ドリンクなどの飲料、その他はチョコレートなどにカフェインが含まれます。1単位というのは、1回に摂取する量のことで、お茶なら150ml、ペットボトルなら500mlとなります。妊娠中はカフェインを摂取しない方がよくノンカフェインコーヒー、麦茶などを飲むのが好ましいです。


薬局で購入できる、眠気覚まし、鎮痛剤、風邪薬などにもカフェインが含まれています。1回のぶんは少なくても、1日に数回飲むのが普通ですし、数種類の薬を一度に飲んだりするとカフェイン中毒の危険性があります。

では、カフェインはどのように有害なのでしょうか。
カフェインの副作用は、めまい、興奮、不安、不眠症、下痢、吐き気などの症状が出ますが、半日から1日で回復します。カフェイン中毒は、急性と慢性があります。急性は短時間に大量に飲むと起こる症状で、6.5mg/kg以上のカフェインを60分以内に摂取すると50%の人がカフェイン中毒を起こします。体重60kgの人なら390mgで、玉露2杯、コーヒー4~5杯、コーラならペットボトル(500ml)8本となります。急性中毒は、緊張・吐き気・嘔吐・胃痛などの症状がありますが、そのまま飲み続けると死亡することもあるようです。

慢性中毒は、カフェイン耐性ができるぐらいらしいです。離脱症状(禁断症状)は、頭痛、短気、集中欠如、疲労感、過眠、胃・上半身・関節痛などがあります。カフェインの摂取を中断してから半日~1日で発生し、2日目が一番ひどく、通常は2日から9日間で治まります。カフェイン摂取が長期であればあるほど、うつ症状が出るようです。

オーガニックや自然由来だから安心というのは間違いですので、しっかり成分を確かめましょう。


0 件のコメント:

コメントを投稿

一括査定