今でこそ住宅地になっていますが、当時は山を反対側に下りれば、幅の広い谷で一面の水田。その中を自転車で走るのは、気持ちい~。また、私は高校生のくせに、寺社仏閣が思いのほか好きで、結構あちこちにいいお寺などが点在するんですよ。同じお寺を何回見ても飽きませんので、お寺を見学に行きました。1学期と2学期の中間テスト前、あとは夏休みあたりがベストシーズンですね。冬はさすがに寒いですが、それでも時々はやっていました。
そんなことをやっているものでしたから、10キロ以上遠回りをしたりして、暗くなってから帰宅することもしょっちゅうでした。勉強はあまりしませんでした。遊ぶのがあきると勉強、みたいな生活でしたから。親は勉強もしない私が不安だったようで、よく、「勉強しろ」と言っていたような気がします。細かいことは気にしない。
当時は携帯電話もなく、一旦行方が分からなくなると、連絡の取りようのない時代。私が今、高校生なら、真っ直ぐ家に帰ってゲームじゃないかな?と思います。多分、きっとそうでしょう。
でも、一度全く知らないところで道に迷ってみませんか?私はその頃は道に迷いたかったこともあります。全く知らない山中の小径に入り込んだりして、出てきたところは誰かの庭先というのもありました。道に迷うことは知らないところへ行けるということですからワクワクします。ですから今でも私の車にカーナビはありません。
もうすぐ暖かい春になります。自転車で、また車などでカーナビなどに頼らず、気の向くままに道に迷ってみませんか?もしかしたら新しい発見があるかも知れませんよ。
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