私は特に宗教を信じませんが、なんちゃってクリスチャンです。父は無宗教で母はクリスチャンでした。幼いころは時々教会へ連れて行かれたようですが、母が言うには私が行きたがったらしいのです。遊具があったからでしょうか。私はそれでも、なんちゃってクリスチャンにしかならなかったのは、多分、教会がかなり遠いところにあったからだと思います。電車で30分以上かかる場所でした。私の記憶もかなりあいまいであるが、たいていのことは1週間ほどで忘れるので、よく覚えているものだと思います。
さて、家の近くにあった宗教施設は、かなり近所迷惑な施設だったような覚えがあります。まわりは田んぼばかりでしたが、その向こうに昔からの集落があるので、かなりうるさかったらしいです。今ではその話を知っている人も少なくなりました。
この新興宗教の教義はどんなものかは知りませんが、不思議な行動をする宗教でした。宗教施設に行く道が県道と交差するところに信号があります。今は普通の信号機だが、当時は点滅信号でした。当然のように県道の方が黄色点滅なので、車がピュンピュン走ってきます。インターチェンジに行く道なので通行量が多いのです。当然ですが、私達が県道を渡る時は信号のボタンを押して、青信号になってから左右の確認をして渡っていました。信号無視で飛び込んでくる車が結構ありましたので。
ところが宗教の信者は、左右確認など全くせず、わき道からダッシュで信号無視して県道を横断するのです。神様に守られているので事故などは起こらないという訳でもないでしょう。あるときは、私がボタンを押して信号を待っていると、私の後ろから信者が飛び出して走って行き、そして当然車に轢かれました。不思議なことに私の目の前で車に轢かれた人は、車のボンネットに乗り上げた後、路上に倒れましたが、そのままゾンビのように起き上がると、元気に走り去って行きました。こういうのを4~5人見たことがあります。時々、救急車が来たこともあります。近所の人に訊いたら、時々こんなことがあるらしいのです。死者が出たことがあるのかどうかは知りませんが、迷惑な宗教施設でした。その宗教施設は引っ越して、今はマンションになっていますが、意外と狭い土地でした。
インターチェンジのところにラブホテルが数軒建っていました。近所ではどうにかならんかと不評でした。あるとき、このラブホテル街が全て撤去されました。何ができるのかと思っていたら、新しい宗教がやってきました。今度のは宗教施設は結構大きくて、いまだに繁盛?しています。
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