2017年2月17日金曜日

因果関係とは何でしょうか?


これは論理学の話ですから、理屈っぽくなります。

因果関係とは

物事は、原因があって結果があります。これを因果関係と言います。まあ、ほとんどの人がご存じでしょう。「雨が続いたから崖が崩れた」ということを考えてみましょう。原因(雨が続く)、結果(崖が崩れた)の関係がありますね。図式にすると、原因(雨が続く) ⇨ 結果(崖が崩れた)ということになります。大切なことは原因から結果への一方通行だということです。
ここまで読めば、「何を書いているんだ」と思う方々もおられるでしょう。ネタ切れで変なことを書いていると思われるかも知れません。

因果関係の錯誤

「雨が続いたから崖が崩れた」ということをもう一度考えてみましょう。実際には崖をダイナマイトで爆破したのが原因で、崖が崩れたと考えてみましょう。元々は、雨が続く⇨地盤が緩む⇨崖が崩れる、と考えた訳ですが、雨が続く✖爆破⇨崖が崩れる、という図式になります。因果関係の経過とは異なる経路で同じ結果が生じることを、「因果関係の錯誤」と言います。

因果関係の逆転

それでは、崖が崩れた原因は、雨が続いた結果でしょうか?原因と結果が入れ替わっているだけですね。図式にすると、結果(崖が崩れた) ⇦ 原因(雨が続く)ということになります。どちらでもいいと思いますが、時として「因果関係の逆転」を起こします。図式にすると、結果(崖が崩れた) ⇦ 原因(雨が続く)から、原因(崖が崩れた) ⇨ 結果(雨が続く)に論理の飛躍が起こります。言葉にすれば「崖が崩れたから雨が続いた」となります。なんか変なことになってしまいましたね。「因果関係の逆転」は実際にはよくあることです。

「因果関係の錯誤」は割によくあることですが、因果関係を唱える人はその事実を知りません。また、データの工作により、恣意的に因果関係の錯誤を起こさせることができます。因果関係の逆転は事実の隠ぺいによって誘導させることができます。
ここで地球温暖化仮説について、いくつかの反証を試みます。私がそれらの説に反した考えを持っているわけではありません。「仮説」は事実とは異なりますので予めご了承下さい。

地球温暖化について

ここ数百年の気温が上昇しており、地球が温暖化傾向に向かっているという仮説です。未来に向かう因果関係として、現在の気温の上昇⇨将来の温暖化という図式になります。これは無理のない仮説と思えます(但し0.7℃/100年)。では、二酸化炭素の増加による気温の上昇についてはどうでしょうか?現在の気温の上昇⇦二酸化炭素の増加という図式になります。ではこれは正しいのでしょうか?正しいのは現在の気温が0.7℃/100年で上昇中であるということだけです。ここで、「気温が上昇しているから二酸化炭素が増加した」という「因果関係の逆転」が起こっています。

地球温暖化係数といいうのがあり、二酸化炭素を基準に、その気体が大気中における濃度あたりの温室効果の100年間の強さを比較して表したものです。
名称地球温暖化係数
二酸化炭素
メタン
25
亜酸化窒素
298
フロン23
14800
フロン32
675
六フッ化硫黄
22800
三フッ化窒素
17200
この表は「地球温暖化対策の推進に関する法律施行令」にあるものの一部で特に値の大きいものを選んだわけではありません。単に書きやすいものを選んだだけです。二酸化炭素に比べてその量は少ないです。二酸化炭素による地球温暖化というのは恣意的なところがあり、因果関係の錯誤を起こさせている可能性があります。気温の上昇 ?~✖ 二酸化炭素の増加となります。
論理学とは関係ないのですが、今回、この文章を書くにあたり、京都議定書や空気中の気体についてしらべたところ、この中には工業的にしか作られないものや有毒性のものもあります。それらを取り上げずに二酸化炭素を悪者に仕立て上げているように思えます。
心象的には、温暖化現象は誤りとしたいところですが、不明というところでしょうか。二酸化炭素については、資料の隠ぺい・広告などでの世論誘導・恣意的な因果関係の逆転などから、誤りである可能性が高いと思います。








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