2017年2月26日日曜日

宗教勧誘とストレス解消

抑うつ状態の時には、どこから聞きつけたか、あちこちの宗教の勧誘がやってきます。私はだいたいは寝てすごしているのですが、インターホンを押されると出ない訳にもいきません。たいていは、
「ちょっと、お話よろしいですか」
とか言います。病気で寝ていますので・・・。というと、
「それでは。手短に」
なんて言いよる。ふざけとるんかとなるところだが、うつ状態なので怒る元気もないし、話を聞く気もさらさらない。
「調子が悪くて、お話を聞くことはできません」
と、割りとにはっきりと断ってるつもりなのだが、
「いつごろなら、よろしいでしょうか」
などと言いやがる。抑うつ症状がいつ治るかなんてわかるわけがありません。

一度は、「うつ病」と言ってしまったことがあります。
「精神科へ行ってはいけません」「精神薬は飲んではいけません」
と言っていた。その時は気分がまだよかったので多少抵抗しました。
「精神薬は毒薬を飲んでいて身体を悪くしていきます」
「薬ってみんなそうでしょう。風邪薬でも飲みすぎると身体を悪くします」
「断薬してみればどれだけ薬に犯されているかわかります」
「それは離脱症状でしょう。だれでもそうですよ」
「断薬して治さなくては救われません」
ちょっとしつこいヤツだなあと思います。
「断薬したら治らない」
「断薬しないと治りません」
かなりしつこい。攻撃の方向を変えてみよう。
「今の薬は、神経伝達物質のセロトニンの再取り込みを阻害する薬ですが、断薬したらどうなるんです?」
と聞いてみる。
「えっ。???」
なんだそんなことも知らんのか。精神的には有利に立ったようです。
「脳内の伝達物質なんですが、それの量が少なくてうつ状態が起きると言われていますよね。ご存知でしょ。」
「はあ、ちょっと」
「セロトニンがシナプスの間を飛んで情報を伝達するんですが、今の薬はUターンしてくるセロトニンを取り込まないようにするんですよ」
「よく、ご存じですね」
「別に。まあ、精神科医なんて半分以上はうつ病ですから。調子が良くなったら見てあげましょうか」
ただ見るだけ、字が違うでしょ。診察するのは「診る」ですから。私は自分は医者だとは言っていないし、自分の飲んでる薬ぐらいは知っておきたいですからね。

「ところで、宗教の勧誘なんですか?どこの宗教なんですか?」
「いや。それは・・・。」
「勧誘に来てて、それは少し誠意がないんと違いますか?」
「いや。そんなことは・・・。」
「教団名も言えない宗教ならやめた方がいいんと違います?」
「では、私は、これで・・・。」
「ちょっと待たんかい!」
という私の言葉を振り切るように、足早に逃げていく宗教勧誘員でありました。
何回かそういうことがあったのですが、とうとう「おもちゃ」が来なくなってしまいました。今は新聞勧誘に来た「おもちゃ」をいじくって遊んでいます。先日来た新聞勧誘員とは30分間話をしました。いやそうな顔をしていました。これも、私のストレス解消法になっています。



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