仮面の忍者赤影と手下の青影と白影 |
「お代官様。越後屋でございます。」
陰気な屋敷に、さらに陰気な越後屋の低い声が響いた。障子が音もなくスススと開くと奥にお代官様が座っておられる。越後屋が何気なく振り向くと、障子が勝手に閉まるのだった。
「自動ドアでございますか」
「はっはっはっ。越後屋、見たことがないのか。お主も自動ドアにすればどうじゃ。」
「滅相もございません。お代官様。私どもなどまだまだ早うございます。」
「愛い奴(「ういやつ」と読む。かわいい奴の意味だが、なぜか悪人がよく使う)じゃのう越後屋。ところで今日は何用じゃ。」
「お世話になっておりますので、今日は茶菓子などを。」
「わしは、山吹色の菓子が好きでのう。まんじゅうの下に忍ばせるとは、越後屋、お前も悪じゃのう」
「お代官様こそ。ほっほっほっ。」
「はっはっはっ」
この後は、仮面の美少女戦士「赤影」が出てきたり(仮面をつけとるのになぜ美少女とわかるのか)・青影・白影の3姉妹が現れたり、「あれは何だ」「鳥だ」「ニワトリだ」「変身忍者嵐じゃ!」というのがあったり、越後の饅頭屋のミツエモン(ホリエモンでもいい)が現れたりする。
15年ほど前は夫婦2人でこんなことをやっていたのだ。わが家では。
注)変身美少女軍団が流行っていた。セーラームーンなど。
美少女戦士セーラームーン |
注)変身忍者嵐はニワトリではない。ニワトリだと変身したら弱くなる。
変身忍者嵐と馬
鶏の化物にも見える。馬も変である。
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中)水戸黄門には「越後屋」は出てこない。「越後のちりめん問屋」と紛らわしいからである。
越後のちりめん問屋ご一行様(強い) |
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