2017年3月1日水曜日

モンペと自己愛性パーソナリティ障害

パーソナリティ障害という病気というか障害があり、その類型は10種類ほどあるんですが、その中に自己愛性パーソナリティー障害というのがあります。気分障害(特にうつ病)と隣り合わせの障害です。誰でも自分を愛するというところはありますが、自分の姿を鏡に映して陶酔するような、ナルちゃん、いわゆるナルシストとなりますと、ちょっと引いてしまう人もいるでしょう。ナルシストって和訳すれば自己愛となるんですが、変わった人程度に考えて下さい。別にナルシストでも、きちんと働き、対人関係も良好であれば、特に社会的に問題になるようなことはなく、「ちょっと変った人」で済んでしまいます。
しかし、この境界線を越えて、自己愛を仕事や他人に押し付けるようなことになったらどうですか?
ちょっと困ってしまいますね。


これを「自己愛性パーソナリティ障害」といいます。自己愛性人格障害はその性質から、クレーマー、モンスターペアレント(モンペ)になりやすいです。自己愛が強すぎるがゆえに自分のことしか考えられず、他者に無理な要求をします。たとえわかっていても、自分の都合や感情が全てです。自分の視点しかなく、他人の視点に立つことができないというのが、自己愛性人格障害の特徴です。

今教育現場にはモンスターペアレント対策で困っています。親が子供離れできないことによって、親=子供の構造ができて、自己愛性パーソナリティ障害になってしまっています。子供と自分を分離できずに、子供のためという言い訳をして、クレーマー行為を行うのです。子供のためと言いながら、実は自分のために取っている過剰な自己愛の表れです。近年、クレーマーやモンスターペアレントが急増しているため、社会はかなり頭を悩ませていますが、ここにも自己愛過剰社会の病理が表れています。
自己愛性パーソナリティ障害は次のような特徴があります。

 ・馬鹿にされることに耐えられず、激高したり屈辱感で一杯になります。
 ・根拠のない自信や自分は特別という意識が強く、常に賞賛を期待します。
 ・自分が一番でないと気がすまないので、平気で他人を出し抜こうとします。
 ・思い通りにならないと、鬱になったり攻撃的になったりします。
 ・ギブアンドテイクの概念がない、自分の自慢話ばかりします。
 ・見栄を張って着飾ったりするが、期待が外れると怒りだします


あなたのまわりにいませんか?
私は周りのモンペとは、全て付き合いを断ちましたが。




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