高校2年生の時に、中東戦争が勃発し、10月に原油単価を70%上げることを発表しました。さらに12月には100%以上あげることとなりました。結局1バレル3.01ドルから11.65ドルへと引き上げられることになりました。日本経済は便乗値上げが横行し、インフレーションが加速しました。インフレーション抑制のために公定歩合の引き上げが行われ、企業も設備投資を抑制したため、物価指数がマイナスとなり高度経済成長が終わりました。これを、第一次オイルショックと言います。
オイルショックによって、いろいろなことが変わりました。
・整備新幹線の建設が大幅に延期され、本四連絡橋も1ルートに変更されました。
・トイレットペーパーや洗剤の買い占めが行われた。特に石油と関係ないものまで買い占められました。
・燃費の悪いジェット機・車などは売れなくなりました。
・その他、次のようなことがことが起こりました。
・エスカレートの運転中止
・ガソリンスタンド日曜休業
・最終列車の繰り上げ
・休日のプロ野球はデーゲーム
・地下鉄の照明を間引き
・テレビの深夜放送の中止
今では考えられないことでしょう。電力を使うことは家庭でも行われず、それが普通でした。もちろん、家庭でもその風潮がありました。
以降、第二次・第三次のオイルショックがありました。第三次オイルショックは、2004年~2008年です。10年も前の話ではありません。また同じようなことが起こるかも知れません。過去の出来事を教訓として、あわててトイレットペーパーを買い占めに走らないようにしましょう。
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