2017年3月21日火曜日

チームの目標について

ここでは、スポーツチームの目標の作り方について書きましたが、スポーツでなくても応用できるところはあります。

目標とは
目標とは何でしょうか。多くのチームがこれを間違って理解しています。
数値や具体的な言葉で定めたものが目標で、数値を定めないものは目標ではありません。つまり、「1回戦を勝とう」「県大会に出場しよう」は目標で、「頑張って練習しよう」「出来るだけたくさん勝とう」などは目標ではありません。
目標は具体的なもので、例えば「優勝」の目標を立てた場合、ライバルチーム(1チームではないかも知れない)の情報を入手しそれに対応する手段を考え、自分たちの弱みをなくし強みを増す、それらを実践することになります。対策の内容や習熟度によって目標達成の成否がかかることになります。 数値化してその成否を確認できなければなりません。
しかし「がんばろう」という場合、それを評価するのは自分自身になります。数値化できないことは、自己満足に陥る可能性があるのです。
「チームの目標」を立てる時には気をつけなくてはなりません。

目標の決め方
では、目標はどのように決めたらいいのでしょうか。実はどのように決めてもいいのです。選手が決めても、キャプテンが決めても、コーチが決めても、父兄が決めてもいいのです。選手やコーチが納得できるものなら誰が決めたのかは問題ではないのです。
では、目標は高いのと低いのとはどちらがいいのでしょうか。高すぎる目標も低すぎる目標も、モチベーションが維持できず、チームとしてうまく機能しなくなります。妥当な目標を立てることが一番大切なのですが、それは大変に難しいことなのです。なぜなら、現状の実力把握や将来の展望はひとりひとり違いますし、誰がどのような方法で目標を立てても、全員が納得できるものはないからです。
やってはいけないことは、一般に民主的な方法と思われている多数決です。多数決は民主的な方法ではありません。まあ、選挙ほどにはひどくありませんが。多数決にしろ選挙にしろ少数意見を数の力で抑え込んでしまうからです。必ず不満を持つ人がいるからです。
目標の本質はチームの方向性で個人というものは入らないのです。必要なことは、目標に対して自分がどう扱い、関わるかということだからです。それが、チームの目標というものです。 従って、個人的に不満があってもそれは目標自体が悪いわけではなく、個人のチームというものの意識に問題があるためです。

目標と義務
目標のうまい付き合い方は、目標に向かい今日しなければならないことを考え、努力することです。目標のまずい付き合い方もあります。それは、目標と義務を混同したものが多いです。義務であれば、プレッシャーがかかり結果的にパフォーマンスが落ちてしまいます。目標は義務ではありません。 目標とは未来へ挑戦するための指針でなくてはなりません。
人を攻めずに動かすにはどうしたらいいでしょうか。それは、仲間の気持ちを分かることです。お互いに、励まし、感謝し、時にはうまくいかないプレーについて考えたり、自分を型にはめずにバスケットをできるようにしましょう。
そして、チームと自分のために行動するのが大切です。意識して人の気持ちを分かるようにしましょう。


0 件のコメント:

コメントを投稿

一括査定