「夢判断」が日本で発刊されたときに、若い女性が夢占いの本と勘違いして買っていく人が多かったと聞いています。翌日には返品が多かったようです。ただの笑い話かも知れませんが、私の母が昔そんなことを言っていました。では、「夢判断」をさらっと書きましょう。夢の研究とは「無意識」の研究です。
1.表面的なストーリーを「顕在内容」と呼びます。
2.裏にある潜在的なものは「加工」して暗号的なものに変え「顕在内容」にします。
3.起きてから思い出す夢と実際見た夢は異なることがあります。これが「二次加工」です。
4.材料は前日の出来事が多いようです。
5.覚えていないことでも、実際には意識の下に残っています
6.もっと下には無意識の欲望があり、その無意識の欲望が意識の中に上がるときに、夢の材料を作ります
7.無意識の欲望は、ストレートには表に出ずに、形を変えて表に出ます。
フロイトに対してユングは弟子でありながら人類共通の無意識「集合的無意識」を唱え、著書「心理学的類型」の中で人間を8つの類型に分け、それぞれの解説をしました。高校生で読めると思います。さらっといきましょうか。
・心が自分の外側に向くか内面に向くかで、「外的」と「内的」の2つに分けました。
・心の機能を、「思考」「感情」「感覚」「直観」の4つに分けました。
この2×4=8類型の解説をしています。
夢占いをするのなら、基本としてこの位は読んでおかないと話になりませんよね。私は一応は読んでますが、「お前は夢占いができるのか」と訊かれると「できない」と答えます。これだけではどうにもならない上に、当たらぬも八卦の覚悟がありません。外れるのが怖い人は占いには向かないんです。ある程度、人の考えは分かるかも知れませんが、占ってもらった方が楽しいような気もしますしね。
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