私は結構旅行好きなんです。仲間内の旅行も、クラブの合宿も、会社の旅行も、家族旅行も一人旅も全部好きなんです。貧乏人ですから、そんなに遠くまで遊びに行けないんですが、最初に就職した会社は出張が多かったので、南九州と沖縄以外は全都道府県を行きました。
さて、それは社員旅行で高知へ行った時の話です。結構有名らしいホテルに泊まりました。このホテルでは、宴会で皿鉢料理が出てきました。若い~年老いた女性が現れて、にっこりとほほ笑んでかつおのタタキを取ってくれるのです。
私は魚が嫌いです。とくに魚と野菜を一緒にすると野菜も食べられなくなります。
私のところには、中年を少し過ぎた位の女性が来ました。「魚は嫌いだからいらない」という私の言葉は完全に無視されて、「高知の名物なんですよ」とにっこりとほほ笑んで言ってくれました。隣の友人よりも、ひいき目に見ても多くお皿に取ってくれたのは、多分サービスなのでしょう。
私がまだ余裕だったのは、食べなけりゃいいわと思っていたからでした。しかし、中年過ぎの輩は、再び「これはここの名物だからどうぞ食べて下さい」とほざきおったのです。小さな親切、大きなお世話。どうも私が食べるのを見届けるまでここにいるようでした。私はテーブルの一番端でしたので、次の人がいないのです。
仕方なく、一番小さいのを箸でつまんで息を止め、飲み込みました。「もっと大きいのを食べて下さいよ」といわれたので、「だからそれは大きなお世話なんだよ」と言い返せるはずもなく、私は大きなかつおのタタキを口に入れられてしまいました。
ぬるっとした微妙な舌触り、噛み切りにくいほど生きのいい肉厚、口中に広がる魚の生臭さを中心とした独特の香り、まるで天国に召されたかのような味です。
すぐにトイレに行ってうがいを嫌と言うほどしましたが、胃に入った魚の匂いは消えません。私はショックのあまり永遠とも思える眠りについたのでした。
次の日は睡眠が十分だったので元気でした。友人は明け方まで飲んでいて二日酔いでした。
魚の臭いや二日酔いの臭いを消すためにはコレ!
貼るだけで二日酔いを防止できるものもありますが、かといっていくら飲んでも二日酔いしないというわけではありません。
(二日酔い予防) ハングオーバープリベンション30パッチ (Last Call Hangover Prevention) 【パッチMD社製】
0 件のコメント:
コメントを投稿