東海・東南海・南海の3連動地震が来ると言われてから何年過ぎたでしょうか。別に待っているわけではありませんが、なかなか来ません。地震は応力の解放ですから、来ると言われた時期が過ぎると来ないのでなく、より大きな地震がすぐにもやってくるということになります。阪神淡路大震災の時には実家は全壊しましたが、私の家は大丈夫でした。次はダメのような気がします。さて、この海底断層は過去に何回も動いては、甚大な被害をもたらしています。この断層に関しては昔の記録より下の地震が推定されています。なお、マグニチュードは気象庁マグニチュード(昔のマグニチュード)で現在用いられているモーメントマグニチュード(Mw)とは違います。M8ぐらいでは0.3~0.7ぐらいモーメントマグニチュードが大きくなります。
684年11月26日 白鳳地震(天武地震)(東海・東南海・南海連動?) M8.3
715年6月30日・7月1日 遠江国地震(?) M 6.5〜7.5
797年8月14日 南海トラフ地震(南海?)
887年8月22日 仁和地震(東海・東南海・南海連動?) M8.0-8.5
1096年12月11日 永長地震(東海・東南海連動?) M8.0-8.5
1099年2月16日 康和地震(南海?) M 8.0 - 8.3
1185年8月6日 文治地震(元暦大地震)南海トラフ巨大地震説あり M 7.4
1200年頃 地質調査によれば南海トラフ地震が発生した可能性もある
1331年8月11日 元弘地震 (東海地震?) M 7
1360年11月13・14日 紀伊・摂津地震(東南海地震?) M 7.5〜8.0
1361年7月26日 正平地震(康安地震)(南海?) M 8.3-8.5
1498年9月11日 明応地震(東海・東南海連動?) M8.2-8.4 (Mw 8.5)
1520年3月25日 永正地震 (?) M 7.0〜7 3⁄4
1605年2月3日 慶長地震(東海・東南海・南海地震?) M 7.9-8.0 (Mw 8.5)
1671年2月27日 紀伊水道沖で地震 (南海?) M 7.3
1686年10月3日 遠江・三河地震 (東南海?) M 6.6-7.3
1707年10月28日 宝永地震(東海・東南海・南海連動?) M8.6(Mw 8.7〜9.3)
この地震の49日後に富士山の宝永大噴火が起こる。
10月29日 宝永富士宮地震 (東海・東南海・南海連動?) M 7.0 宝永地震の最大余震
1708年2月13日 紀伊半島沖で地震 M 7クラス
1808年12月4日 紀伊半島沖で地震 M 7.6
1854年12月23日 安政東海地震(東海・東南海連動) M8.4 (Mw 8.6)
1854年12月24日 安政南海地震(南海?)M 8.4(Mw 8.6)
1855年11月7日 遠州灘で地震 M 7.0〜7.5、安政東南海地震の余震
1899年3月7日 紀伊大和地震 M 7.0又はM 6.9
1935年7月11日 静岡地震 M 6.4
1944年12月7日 昭和東南海地震(東南海)M 7.9(Mw 8.2)
1946年12月21日 昭和南海地震(南海) M 8.0(Mw 8.4)
2004年9月5日 紀伊半島南東沖地震(東南海・南海連動?)M 7.4(Mw 7.5)
マグニチュードが2違うと地震エネルギーが1000倍違います。マグニチュード1の差は30倍ちょっとですね。2004年の地震では東南海、南海の地震エネルギーは1/30しか解放されていません。次に来るのはかなり巨大なものになりそうですから、準備を十分にしておきましょう。
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