2017年4月4日火曜日

神田川はどこから流れて来る?

大学の頃の話なので、今から何十年も前になるんでしょう。

私の下宿は都電の「面影橋」の近くにあったのですが、今は下宿なんてないのかな?
とにかく、下宿に風呂はありません。炊事場もトイレも共同です。トイレに窓があって何度友人に覗かれたことかわかりません。窓から「元気?出てる?」なんて言うんです。
炊事場のシンクっていうのかな?流し台のことですが、金がなくてシンクに入って身体を洗っているバカがいたな。私はそんなことはしませんが。
炊事場が共同だから料理を作ると臭いで下宿中にわかります。食事をしようとしたら大勢が部屋で待っているんです。もちろん一人分しか作ってないからまた作りに行きます。
戻ってくると、当然、さっき作った食事が見事になくなっています。といった具合にみんなが満足するまで作り続けることになるのです。

さて、面影橋の電停の向こう側、幹線道路を1本隔てたところに神田川が流れていました。
あるとき誰かが「神田川ってどこから流れて来るのかな」と言い出しました。とりあえず確かめてみようと4~5人で川へ降りました。高さは3mほどしかないのでポンと飛び降りました。川幅のほとんどは舗道(道じゃない)で、水は真ん中をちょろちょろ流れているだけでした。
もっとも神田川が轟々と流れているのを見たのは1度しかありません。台風の後です。

神田川沿いはなぜか臭かったが、割に歩きやすい道?でした。
歩き始めて小一時間ほど経った頃、誰かがもうあきたから帰ろうと言い出しました。景色も変わらんしつまらなくなっていたので、みんなもそうしようとなりました。舗道から岸の壁を登って・・・壁の上に手が届かないのです。3mもないと思うのに登れません。そこで、幹線道路の下ならどうにかなるかも知れないと誰かが言いました。どうにもならないのです。

結局3kmぐらいかな?そのまま遡ったところで、川に下水が流れ込んでいたので、それを足掛かりにして無事陸上に戻ることができました。私たちはその日の疲れを癒すために酒を飲むのでした。
後で調べたら井之頭公園が水源でした。ちょっと調べればわかることでした。

大学の授業は思い出せないが、変な話は思い出ます。
今の学生にとって、異次元の世界なのか?バカバカしい戯言なのか?羨ましい自由なのか?わかりませんが、私には懐かしい思い出です。

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