庶民の夢として愛され、親しまれ、定着したファンをもつ宝くじの発売元は、地方自治体です。地方自治体が、総務大臣の許可を得て発売元となり、発売等の事務を銀行に委託しています。発売等の事務を受託した銀行では、地方自治体の定めた発売計画に従って、宝くじ券の図柄選定、印刷、売り場への配送、広報宣伝、売りさばき、抽せん、当せん番号の発表、当せん金の支払いなどを行います。そして、収益金は抽せん会終了後、時効当せん金は時効成立後、それぞれ発売元へ納付され、はじめて1回分の受託業務を終了します。なるほど、そのような仕組みになっているのか。と感心しないで下さいね。
「宝くじで夢を買いましょう」
彼らのいう夢って何でしょう。それは貧乏人からお金を巻き上げるシステムです。上記のように複雑な機構にすればお金はどんどん減っていきますが、1等の当選金が何億円という多さで誤魔化しているんですよ。下の表を見て下さい。
宝くじって、1000円買うごとに540円持っていかれるわけですね。サッカーくじはちょうど半分です。これらはそんなに悪いイメージじゃないものですね。競馬・競輪など、公営ギャンブル類は750円戻ってきます。パチンコに至っては875円も戻ってきます。当然、違法性の高いものは間に人がほとんど入らなくなるので900円以上が期待できます。
これは間に入っているお役所の数によります。だから、宝くじを「夢を買う」なんて、いい言葉にしているのです。実際には1000円買って当たることもあります。しかし1000万円買ったなら当たりは、ほぼ460万円戻ってきます。
「もしも1億円当たったら」と考えるのは、負け組の考え方です。「もしも」ってほとんど起こらないことですよ。
宝くじでは夢は買えません。金を巻き上げる常套手段なのです。買わない方がいいですよ。夢というのはお金のことではありませんよ。
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