2017年7月22日土曜日

結婚前の憂鬱な日々


あれは、私が結婚する時であったから、かれこれ30年ほど前のことです。当時はまだ今のように自由ではなく、二人だけの結婚式なんて時代の最先端でブッ飛んだヤツがやるような感覚の時代でした。とりわけ私には90歳を超える祖母以下、親戚には厳しい人たちが多くおられるので、結婚披露宴は大々的に行わなければならないということでした。私の実家は結構旧家らしくうるさいのです。今はうるさい人たちもごっそりとご逝去しましたので、かなり自由にできるでしょう。

私の妻はちょっと気が弱いが、天然ボケを連発するなかなか私好みでしたが、結婚式が近づくにつれて、憂鬱になって、「結婚したくない」とまで言い出す始末。まあ、歳が9歳ほど離れてましたので不安だったのでしょうね。結婚式を行うまでそんなことを言っていました。私は、なだめたり、すかしたり、甘えさせたりといろんな手を使って、なんとか結婚式をというわけです。

こういった症状?を「マリッジブルー」と言います。結婚が憧れの内はいいのですが、それが現実になってくると、結婚後の生活への不安が突然強くなり、そのストレスから不安感に襲われます。マリッジブルーがひどくなると婚約の破棄までありますので、私も危ないところでした。最近は男性にもあるようです。

マリッジブルーは抑うつ状態のことで、多くはうつ病ではありません。結婚してしまえばどこかに忘れてしまう人が多いのです。うつ病ではそうはいきません。いつまでもうつ病として引きずる人は少ないようです。特にこれといって対処法はありません。二人で乗り越えていくのがいいのではないでしょうか。お互いに相手を理解するのが大切ですね。


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