ダイエットしているのに太り続ける病気

ダイエットをした人なら知っているかも知れません。半ば、都市伝説化した病気、それが「睡眠関連摂食障害」です。この病気が出るともういけません。睡眠関連とは眠っているとき、摂食障害はこの場合は過食症です。すなわち、「眠ったままで食べ続ける」といった風変わりな過食症です。実際は「睡眠時行動異常」という病気なのですが、過食症の方が分かりやすいと思います。

ダイエットによるストレス、いつまでも満たされない食欲、喫煙、アルコールなどが原因で、起こる精神病です。自分は意識がないですし、何しろ夜中のことなのでご家族の方も気づかない。朝になったらお菓子が出しっぱなしだったり、お皿が散らばっていたり。しかし、本人は無意識なので、自分のせいだと思わず、「私が眠ってから、みんなで美味しいものを食べている」と思います。眠ったままで調理する人もいるとか。器用ですね。危ないですね。家を燃やしかねませんね。不憫な話です。

若い人では結構あるようで、人口の5％に睡眠関連摂食障害が起こるといわれています。2/3は女性で30歳ぐらいまでに発症し、不規則な睡眠を取ることがきっかけになると言われています。

この病気の場合は、根本的な治療法は確立していません。夜中に動き出さないように睡眠薬を処方するお医者さんもおられます。冷蔵庫や寝室に鍵をかけてしまうのも一案かも知れません。誰かと一緒に寝るというのが良いという意見もあります。
若い人は気をつけて下さい。何しろ20人に1人が発病する病気なのですから。

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