秘境というのは多いですが、私の知っている中ではどこが秘境か考えてみました。聞き覚えのないところがあれば行ってみて下さい。
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野付半島(北海道)
野付半島は全長28キロメートルで、
日本最大の砂嘴です。トドワラやナラワラといった自然が豊富です。野付半島・野付湾は、湿地の保全に関するラムサール条約に登録されています。トドワラは立ち枯れたトドマツの残骸が湿原上に立ち残り、荒涼とした特異な風景を作っています。野付半島は、日本の秘境100選に選ばれています。
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仏が浦(青森県)
仏が浦は下北半島の西岸にあります。峻険な海岸沿いに2キロメートル以上に亘り、仏の名にちなんだ「如来の首」、「五百羅漢」、「一ツ仏」などの名が付いた、
奇異な形態の断崖・巨岩が連なる海蝕崖地形です。
仏ヶ浦の駐車場は国道338号線(通称海峡ライン)上にあり、駐車場から仏ヶ浦までは高低差100mの遊歩道を20分ほど下ります。さらにこの遊歩道のほとんどは階段です。疲れます。近くの佐井から観光船が4月下旬~10月末まで、牛滝からグラスボートが5月1日~10月31日まで出港しており、海からの仏ヶ浦の絶景を楽しむことが出来ます。
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上路の里(新潟県)
新潟県の西端の青海町にあります。海岸線は親不知の急峻な崖になっています。集落へ行くには、青海町の中心部から車で約30分、一度、県境の境川橋を渡り、川沿いの道を数キロ登って、再び、新潟県側に戻る橋を渡らなければならない。一番近い集落からも約3.5キロ離れています。現在50人ほどが暮らしています。
山姥伝説が残る地で、今の世に伝える数多くの古跡があります。ぜひ山姥の里めぐりをしてみてください。
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奥据花(長野県)
奥据花は「鬼無里」にある自然園です。奥裾花渓谷(日本百景)に日本一のミズバショウの大群落があり、奥据花自然園となっています。鬼無里村は合併により、長野市鬼無里地区になっています。 紅葉狩伝説や木曾義仲に因む伝承を残し、伝説にちなむ地名も多く残っています。鬼無里地区の人口は2000人ほどで、過疎化が進んでいます。奥据花は日本の秘境100選にも選ばれています。また、内田康夫の推理小説「戸隠伝説殺人事件」の舞台にもなっています。
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氷河公園(長野県)
氷河公園は北アルプス随一の秘境で、ここにある天狗池は
槍ヶ岳を倒影し「逆さ槍ヶ岳」が見える池として知られています。8月でも残雪が多くなかなか撮影できないこともあります。氷河公園には、上高地からまっすぐに槍ヶ岳に向かい、天狗原分岐で左の道を取り、氷河公園に向かいます。氷河公園には氷河の跡が残っており、天狗池は氷河の底にあたります。氷河公園まで行くには登山の経験が必要で、かつ途中で小屋泊しなくてはなりません。
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雲の平(富山県)
恐らく日本一の秘境でしょう。
黒部川源流の日本一高い溶岩台地です。どこから登っても12時間以上かかります。従って行くのに2日、帰るのに2日、折り返すだけで4日かかります。台地上には日本庭園を始め、7つの庭園があり、自然美が美しい場所です。標高2600mで森林限界を超えますので、見晴らしもよく、人工物も山小屋しかありません。しかも天然温泉の高天原温泉があり、片道徒歩2時間ほどで行けます。
・奥物部(高知県)
清流
物部川の源流部にあたる山峡の秘境です。奥物部湖(ダム湖)や奥物部美術館、奥物部ふるさと物産館があります。奥物部は、県立自然公園や国の自然休養林にも指定されているネイチャーランドです。べふ峡や西熊渓谷をはじめ、四季折々の渓谷美を楽しめます。また本村は日本で唯一「焼畑農業」を行っています。中心地は大栃です。
道路はカーブが多いのでスピードの出し過ぎに気をつけましょう。
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八重干瀬(沖縄県)
完全な秘境です。何しろ
1年に1回しか現れない陸地なのですから。八重干瀬(やびじ)は、池間島の北側に広がる日本最大のサンゴ礁群です。国の名勝及び天然記念物に指定されています。南北約17km、東西約6.5kmの、8つの大規模なサンゴ礁を中心に、小規模なサンゴ礁が集まって形成されています。その総数は100以上にのぼります。ダイビングやシュノーケルが行われています。
八重干瀬は春から夏にかけて、大潮の低潮時にのみ海上に現れます。ツアーもそこそこありますので、見に行かれるのはいかがですか。
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